村 上 貴 紀 氏
所属:宮地エンジニアリング株式会社

授章理由

 村上貴紀氏は、(株)宮地鐵工所(当時)に入社された1988年から今日に至るまで30年間に渡り、鋼道路橋を中心とした鋼構造物の溶接技術や非破壊検査を主たる業務とする研究開発部門に所属され、鋼橋の製作技術の発展に寄与してこられました。
 代表的なものとして、本四架橋においては予熱低減型HT780を用いたトラス弦材の製作に携わられた他、少数主桁省力化工法におけるI桁全断面溶接や鋼管の現場全周片面溶接、鋼殻セグメント溶接ロボットシステム、疲労強度改善法を施した実物大試験体の疲労試験などの研究開発に従事してこられました。
 また外部活動では、一般社団法人 日本橋梁建設協会の製作技術部会(2000年〜)、溶接技術部会(2003〜)、製作部会(2014〜)に所属し、鋼橋の製作技術、特に溶接技術の発展に向けて精力的に研究開発活動を続けられ、その功績から部会長に任命されました。現在では、鋼橋業界の指導的立場において、鋼橋溶接技術の更なる発展と後継技術者の育成に向け、日々研鑽を重ねられています。
 以上のように、鋼橋製作分野に対する多大なる貢献が評価され、村上貴紀氏はブリッジエンジニアメダルを授章するにふさわしいと認められました。


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