上 野 勝 敏 氏
所属:川田テクノシステム株式会社

授章理由

 上野勝敏氏は、平成2年に川田テクノシステム株式会社に入社後、技術部にて、一貫して解析・設計業務に従事しておられます。
 10年程前からは、制震化耐震技術・維持管理を考慮した不静定構造物の設計技術の基礎を築き、現在若手橋梁技術者の育成に尽力されておられます。また、現在大阪市立大学にて、制震化技術・複合非線形解析の応用技術をテーマに、学位の取得に取り組んでおられます。
 主な業績としては、震災復興事業において、高い耐震性能を有する19径間連続の鋼床版立体ラーメン橋【阪神高速 弁天高架橋(世界初の橋脚下部免震構造)】の免震支承解析を担当され、これを契機に、多くの制震化耐震対策に関する業務に関わられており、制震化技術の先駆けとして常に若手技術者の指導を行っておられます。
 また、非対称な耐風索を有する長大歩道吊橋【九重“夢”大吊橋】の立体形状決定手法を確立されており、技術の継承が求められている現状において、吊橋の形状決定技術、斜張橋の設計プレストレス決定技術者の第一人者として、高く評価されておられます。
 以上のように、鋼橋の解析・詳細設計分野における、鋼橋の発展・普及に対する多大なる貢献を考慮し、鋼橋技術研究会を支える様々な分野の会員技術者としての業績を評価して、上野勝敏氏は、ブリッジエンジニアメダルを授章するにふさわしいと認められました。


受章者一覧に戻る