佐 野 泰 如 氏
所属:株式会社 横河ブリッジ

授章理由

 佐野泰如氏は,平成9年に株式会社 横河ブリッジに入社後,技術部にて設計業務,研究所にて基礎研究に従事されてこられました。現在は、設計センターにて設計業務に従事されつつ、設計業務を通して若手橋梁技術者の育成に尽力されておられます。
 設計業務では,横浜ベイブリッジの耐震補強の検討や阪和自動車道の特殊橋梁の耐震設計を担当されており,補強だけでなく制震ダンパーを利用した方法の提案もされております。
 研究業務では,矢作川橋の斜材定着部の疲労試験,アーチリブ橋軸直角方向の地震時耐荷力に関する実験的検討業務など大型の実験供試体を用いた実験を行われ,その成果を外部発表されております。
特に,アーチ橋に関する研究では,土木学会論文集に投稿し2008年に田中賞(論文部門)を受賞するとともに,一連の成果をまとめ2013年に東京大学から博士(工学)を授与されております。
 外部活動では,日本鋼構造協会や日本道路協会の委員会に参加し,各種報告書や基準類の執筆にかかわり,鋼橋の分野の発展に大きく寄与されております。一方,鋼橋技術研究会では,平成11年〜19年に旧技術情報部会で活動するとともに一時期幹事を務め,成果を論文や報告書にまとめる等大きく貢献されております。
 以上のように、設計分野・研究分野・外部活動分野と多くの分野からの、鋼橋の発展・普及に対する多大なる貢献が評価され、佐野泰如氏はブリッジエンジニアメダルを授章するにふさわしいと認められました。


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