大 庭 妙 子 氏
所属:株式会社 東京鐵骨橋梁

授章理由

 大庭妙子氏は、平成4年に株式会社 東京鐵骨橋梁に入社され、現在は生産設計課に所属し、橋梁の製作に関する施工計画および施工管理に従事しておられます。
 入社後10年間は、CADオペレーターとして橋梁の原寸と工務の補助作業に従事されておりましたが、橋梁工務作業の理解度と業務に対する積極性を評価されて、現在の職場に配属されて、現在に至っております。特に鉄道関係工事では、現場代理人として、その実績が高く評価されています。
 これまでに、大小含めて約90件もの工事を担当されておられ。主な業績としては、JR東日本の新青森高架橋と東京上野ラインが挙げられます。新青森高架橋では、突貫工事による工程短縮のため、仮組立を省略することとなり、部材精度の向上に努められました。東京上野ラインでは、既設の新幹線高架橋の直上に門型橋脚を構築する難工事で、既設橋に設置されている仕口の出来形を新設構造物に反映させる必要があり、何度も夜間計測に出向き、計測結果を施工に反映させ、無事に工事を完成されておられます。業務に対する真摯な対応により、客先からの信頼は絶大であり、担当者として名指しで指名を受けることも多々あります。
 以上のように、昨今の女性の社会進出を促進する政策に先んじて、橋梁分野で女性技術者として活躍されており、また同分野の女性技術者に向けての執筆等もされておられることから、鋼橋の発展・普及に対する貢献、橋梁分野における女性技術者の鑑となる姿勢が評価され、大庭妙子氏はブリッジエンジニアメダルを授章するにふさわしいと認められました。


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