石 井 博 典 氏
所属:(株)横河ブリッジ

授章理由

 石井博典氏は、平成5年に(株)横河ブリッジに入社,研究所に配属後,橋梁維持管理から新設橋の構造検討に至るまで鋼橋に関する幅広い研究活動に携わられました。
 平成15年10月から2年半にわたっては東京大学の橋梁研究室に出向して既設インフラのモニタリングに関する研究を行い、平成19年にその成果をまとめて学位を取得されました。また、同大学在籍中の研究の一部をまとめた論文において、土木学会田中賞(論文部門)を受賞されています。
 平成18年からは、土木研究所との共同研究に参加し,鋼橋で大きな問題となった既設鋼床版の疲労に対して有効な対策の一つであるSFRC補強工法の確立に大きく貢献されました。この成果の一部をまとめた論文においても土木学会田中賞(論文部門)を受賞、別の論文においては構造工学論文賞を受賞されております。
 鋼橋技術研究会においては、平成18年から3年間、鋼橋技術研究会運営幹事会事務局として活動されました。その間に開催された「トークイン日本の鋼橋を考える」の一環として、鋼橋リダンダンシーに係る研究活動に参加し、その成果をまとめた論文においても、土木学会田中賞(論文部門)を受賞されております。
 現在、横河ブリッジホールディングス総合技術研究所に所属し、研究課長を務めており、最近では徳島県の「阿波しらさぎ大橋(ケーブルイグレット橋)」の耐風対策決定において中心的な立場を果たされました。
 以上のように、橋梁の建設、維持管理に多大なる貢献が評価され、石井博典氏はブリッジエンジニアメダルを授章するにふさわしいと認められました。


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