南 邦 明 氏
所属:(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構

授章理由

 南邦明氏は、昭和63年櫻田機械工業(株)(現(株)サクラダ)入社以来、一貫して鋼橋の建設に関する研究開発に携わってこられました。社内では、技術開発部門に籍をおき、鋼橋技術研究会施工部会をはじめとし、土木学会、溶接学会等の活動においても中心的な役割を果たし、以下のような研究成果を発表されました。

・溶融亜鉛めっきを施した溶接継手及びスカラップを有する併用継手の疲労強度
・溶接継手の極低サイクル疲労強度
・高力ボルト摩擦接合におけるすべり係数の提案及び太径ボルトの適用性の検討
・鋼橋で使用される鋼材の機械的性質および化学成分の現状調査
・鋼橋製作のすみ肉溶接のサイズ規定および予熱条件の提案
・鋼橋製作における大入熱溶接の適用性および入熱制限値の提案

 これらの研究成果の一部は、土木学会「鋼・合成構造標準示方書」に反映されています。また、今後、その他の製作基準等にも反映されると考えられ、鋼橋製作の合理化、経済化に資することが期待されます。平成18年度からは、鉄道・運輸機構に籍を移され、整備新幹線等の建設プロジェクトにおいて、これまでの知識と経験を活かし、優れた技術力を発揮し、鋼鉄道橋の建設を推進されています。
 このように南邦明氏は、鋼橋に関する豊富な研究実績を有され、鋼橋の建設に多大なる貢献を果たされていることからブリッジエンジニアメダルを授章するにふさわしいと認められました。


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